
管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール
櫻田 毅
東洋経済新報社 / 2017-12-22
この本について
管理職になってしばらく経つと、「この判断は本当に正しいのか」「部下に任せるってどこまで?」「会議、毎回こんなに疲れるのは普通なのか」みたいな細かいモヤモヤが積み重なってきます。私も、結局“自分のやり方がこれでいいのか”が一番わからずに迷っていました。 この本が効くのは、抽象的な理想論ではなく、現場でつまずきやすい“ズレ”に手を伸ばしてくれるところです。例えば、判断を早くするための「マイ・デッドライン」の置き方や、「とりあえず少しだけ着手してから寝かせる」ことで発想の受信感度が上がる話は、そのまま翌日から試せました。また、権限委譲についても“任せる=放置”ではなく、定期的なワンオンワンで理解のズレを修正しながら育てていくプロセスが書かれていて、任せることに怖さがある人ほど腹落ちしやすいと思います。 さらに、「会議では最初に意思決定者を明確にする」「決まったことは覆さない」といったシンプルな原則も、現実の混乱ポイントに直結していて、読んでいると自分の職場の風景がちらつきます。結局、仕事が滞るのって仕組みやスキル以前に“目的を見失うこと”なんだと改めて気づかされます。 管理職1年目に限らず、「プレーヤーから降りきれず、でもマネジメントにも自信がない」人に刺さる本です。難しいことは書いていないのに、日々の小さな判断の質が確実に変わっていく一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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