
「かたづけ思考」こそ最強の問題解決
小松 易
PHP研究所 / 2018-10-23
この本について
仕事が立て込んでくると、机の上も頭の中もごちゃついてきて、「どこから手をつければいいんだっけ…」と固まってしまう瞬間がよくあります。やる気の問題じゃないと分かっていても、散らかった状態がそのまま思考の詰まりに直結している感じ、けっこうあるんですよね。 この本が面白いのは、「片づけ=気合い」ではなく、動作や思考の流れそのものを整える技術として扱っているところです。例えば、帰る前にデスクを空にしてしまうというルールは、ただきれいに見せるためではなく、翌日の自分がスッと仕事に入れる“段取り”を先に作っておく行為として位置づけられています。また、「使うか使わないか」で分ける、期限を決めて保留箱を処理する、といった具体的な判断基準があるので、迷ったまま手が止まる時間が減っていきます。さらに、1日15分だけ区切ってやるという仕組みは、片づけを特別なイベントにせず、日常のリズムに落とし込めるのがよかった点でした。 読み進めるほど、片づけは物理的な整理だけでなく、「すぐ着手できる自分」を作るための土台なんだと実感します。デスクまわりが整っている人に段取りがいい人が多い理由も、ぴんと来るはずです。 こんな人に刺さると思います。作業を始める前の“助走”がいつも長くなってしまう人。僕自身まさにそうで、この本の考え方がいちばん効いたのは、散らかった机をどうにかする以前に、「明日の自分を困らせない置き方」を意識できるようになったことでした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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