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メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

奥平和行

日経BP / 2018-11-23

累計読者数67
平均ハイライト数 6.2件/人
推定読了時間 約3時間5分
star総合評価 51/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 20%

この本について

仕事でも副業でも、新しいことを始めようとすると「今の自分でやれるのか」「どこに力を割けばいいのか」が分からなくなることがあります。動きたい気持ちはあるのに、判断軸が定まらないあの感じです。僕もそこでもやつくことが多いのですが、『メルカリ』の創業期を追ったこの本は、その混沌に少しだけ輪郭をつけてくれました。 印象的だったのは、派手な成功談よりも、現場で積み重ねられた“地味だけど効く工夫”が淡々と描かれているところです。深夜に使える会議室がなくて議論が詰まる話や、テレビ局の審査を通すためにパワポではなくワードで資料を作った判断、ミッションを刷り込むためにTシャツまで用意した試行錯誤。どれも「これなら自分の仕事に置き換えられるかも」と思える現実味があります。さらに、タイミングを読む難しさや、運の要素を排除しきれない感覚も率直に描かれていて、変に勇気づけられるより“地に足をつける材料”として効きました。 特に、やるべき仕事を手放して“暇になる”ことで視野が広がるという話は、忙しさに逃げてしまいがちな人ほど刺さるはずです。メルカリの物語というより、組織や事業づくりに向き合うときのリアルな温度が詰まっています。 スタートアップに興味がある人だけでなく、「自分の判断基準をもう少し育てたい」と思っている人に向く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

◆5年で急成長した理由がわかる ベンチャー不毛の地ともいわれた日本で、メルカリは設立5年でユニコーン(企業評価額が10億ドル以上)となった。アプリのダウンロード数は7100万を超え、フリマアプリという新しい市場を築いた。実はメルカリは、フリマアプリでは後発だった。 それでも競合を引き離して圧倒的な成功をつかめた理由には、創業者である山田進太郎の経験と勝負強さ、スター起業家を集めたチーム力、トラブルを素早くリカバリーする体制などがある。メルカリ創業前を含め、その強さの理由がわかる。 ◆挫折、全面つくり直し、不振、炎上…… 順風満帆に見えるが、実はさまざまな苦難もあった。共同創業者の山田進太郎は、自ら創業した企業を売却後に退社。心機一転、メルカリを始めたものの、当初はエンジニアの離脱、アプリの全面つくり直し、振るわないダウンロード数などに頭を抱えた。その後も、現金出品での炎上など困難が続くが、それを乗り越えてきた。 ◆なぜ海外を目指すのか、今後は? メルカリは米国、英国に進出し、大きな投資を続けている。これが赤字を生み、上場後には株主からは批判も出ている。それでもなぜ、メルカリは海外事業を目指すのだろうか。その理由に加え、メルカリがめざすテックカンパニー、決済プラットフォームなど今後の挑戦にも迫る。
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