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なぜ世界は存在しないのか (講談社選書メチエ)

なぜ世界は存在しないのか (講談社選書メチエ)

マルクス・ガブリエル and 清水 一浩

講談社 / 2018-01-13

累計読者数19
平均ハイライト数 25.8件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 72/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 56%

この本について

最近、自分の見ている世界はどこまで「本物」なんだろう…と立ち止まることが増えました。SNSで流れてくる意見に振り回されたり、他人の価値観を自分のものだと思い込んでいたり。結局、何を拠り所にすればいいのかよくわからなくなるんですよね。 この本が面白いのは、「世界はひとつではない」という考え方を徹底して提示してくれるところです。ポストモダンが“全部は幻想だ”と言い切るのとは違って、ガブリエルはむしろ、あなたが見ている世界も、隣の人が見ている世界も、それぞれ実在していると言います。ソレントから見るヴェズーヴィオ山とナポリから見るヴェズーヴィオ山がそれぞれ存在すると説明されると、日常の違和感が急に整理される感じがありました。人とわかり合えない瞬間も、“誰かが間違っている”ではなく、“違う小世界が並んでいるだけ”と考えると、妙に肩の力が抜けます。 もうひとつ大事だったのは、「世界の背後に隠れた真実があるはずだ」という思い込みから自由になれることです。何か一枚めくれば“本当の現実”がある、という考え方はわたしたちを追い詰めがちですが、ガブリエルは“表面にあるものこそが意味”だと言います。これが、日々の選択に無理な正解探しをしなくていい理由になりました。 自分の感じ方や考え方が“間違っているのでは?”と迷いやすい人には静かに刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界の最先端を牽引する「新しい実在論」のマニフェスト、ついに電子版登場! 1980年ドイツ生まれのマルクス・ガブリエルは、今、最も注目されている哲学者です。その名を一挙に知らしめた『なぜ世界は存在しないのか』は、さまざまな領域に波紋を生み続けています。日本でも多くの読者を獲得している本書とともに、AIの飛躍的進化が象徴する先の読めない状況の中で、改めて「世界」と「人間」について考えてみましょう!
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