
女の子の学力の伸ばし方
富永 雄輔
この本について
子どもの勉強を見ていて、「この子にはどう関わればいいんだろう」と手が止まる瞬間ってありますよね。とくに女の子の場合、まじめさや自意識の強さが勉強面にも影響していて、親としては“正しい距離感”がわからなくなることが多いと思います。口を出しすぎても逆効果だし、任せておけばいいわけでもない。そのあたりのモヤモヤに、この本はけっこう具体的に応えてくれました。 読んでいて印象的だったのは、女の子が勉強に向かうまでの「土台づくり」をかなり丁寧に扱っているところです。例えば、百ます計算で頭のウォーミングアップをする理由とか、集中できる時間は20分が限界だから環境を整える必要があるとか、行動レベルでイメージしやすい話が多い。また、勉強部屋が必要な理由や、かわいい文房具にこだわりすぎたときの“心のサイン”など、日々の小さな変化をどう読むかが書かれていて、親の目線が少し変わります。 もう一つ助かったのは、女の子の心理を前提にした「声のかけ方」の部分。褒める8割・叱る2割のバランスや、目標は“ちょっと背伸び”くらいがいい理由など、押しつけではなく、実際にやってみると確かにそうだよな…と腑に落ちる内容でした。エビデンスを求める子には数字で示す、ネガティブを隠したがる年齢には秘密を守る、こういう丁寧さが効く子って多いですよね。 「なんとなく娘との関わり方に迷っている」「勉強面で気をつけるポイントを知りたい」そんな人にはとても実用的な一冊だと思います。読んで終わりではなく、日々の小さな場面でじわじわ効いてくるタイプの本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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