
未来につなぐ中学受験
黒田耕平
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-01-20
この本について
子どもの勉強を見ていると、「聞いてないわけじゃないのに、話が届いていない気がする」「理由を説明しても、うまくかみ合わない」みたいな小さなズレが積み重なることがあります。放っておくと親も子も疲れてしまうのに、何から直したらいいのかは意外とわからないままなんですよね。 『未来につなぐ中学受験』は、そのズレの正体を「聴く力」「理由の理解」「親子の関わり方」という、とても地味だけど本質的なところから描いてくれます。勉強法のテクニックではなく、毎日の会話や評価の仕方がどう学力に影響するのかが、具体的なシーンとともに語られていて、読みながら自分の行動を思い返さずにはいられませんでした。子どもが納得して動ける状態をどうつくるか、過保護と放任のあいだのちょうどいい距離感はどこか、そういう迷いに静かにヒントをくれる本です。 特に印象に残ったのは、「なぜ?」を一緒に大切にするだけで、子どもの考える力は確実に育つという視点です。受験が求めているのも、初めて見る問題でも考え抜ける力で、これは家庭の会話からでもちゃんと鍛えられるんだと腑に落ちました。親が成長していく姿勢そのものが、子どもにとっての学びにもなるというメッセージも、前向きになれました。 中学受験に限らず、「子どもの理解力や態度をどう育てていいかわからない」と感じている人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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