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新釈 猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道

新釈 猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道

佚斎 樗山 and 高橋 有

累計読者数5
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この本について

仕事でも人間関係でも、「どう動けば正解なんだろう」と考えすぎて、かえって身動きが取れなくなる時があります。頭ではもっと自然にやりたいと思うのに、結果を意識した瞬間にぎこちなくなる。僕自身、この「考えすぎの沼」から抜け出せずにいた頃に、この本と出会いました。 『猫の妙術』が面白いのは、「技」よりも「技の底にある道理」をひたすら問い続けるところです。読者が抜粋している箇所を見ると、多くの人が刺さっているのは、勝とうとする心や、形にしがみつく癖そのものが苦しみを生むという指摘だと思います。現実に勝手な線を引いて疲れてしまう時、まず「線を引いているのは自分の心だ」と気づかせてくれる。そして、どう動くかを頭で決めるのではなく、日々の積み重ねから生まれる「感」に任せるという視点を取り戻させてくれる。これは仕事の判断や人との接し方にもそのまま効きます。 読んでいると、強さとは気迫や自信ではなく、「余計なものを持たない状態」なんだと腑に落ちてきます。無理に頑張って突破しようとすると、かえって視野が狭くなる。でも、こだわりを一つ手放すだけで、急に周りが見える瞬間がある。この本はその変化を、型ではなく心の動きから説明してくれます。 「つい結果を掴みにいって自分を追い詰めてしまう人」にとって、かなり相性がいい一冊です。考え方を変えろと説教するのではなく、自然に「もう少し楽に構えてみよう」と思わせてくれるところが、この本のいちばんの魅力だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。 その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、 そこで語られる教えはきわめて深淵。 その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。 私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。 そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。 ◎『猫の妙術』 第一章猫、大鼠の退治に臨む 勝軒、剣の道に惑う 大鼠、現る 機に応ずる「技」あらば仕損じることなし 黒猫、「技」を披露す 豪壮の「気」を以て臨めば負けることなし 虎猫、「気」を滾らせる 和する「心」で矛を止める 灰猫、「心」に寄り添う 「強さ」のみならずして強き者 「武神」の噂 古猫の鼠退治 第二章古猫、「勝負」と「上達」を語る 古猫、「道理」を説く 技の見かけは妄想と知れ 「浩然の気」を身につけよ 不自然な「念」、道理をもたらす「感」 「道理」の純粋さを高めよ 「道理」の極致 第三章勝軒、「世界」を我がものにす 勝軒、剣術の奥義を問う 剣術に奥義なし 勝ち負けは「妄想」と心得る 眼裏に塵あれば三界窄く 道理の姿を見つけ、妄想の夢から覚めよ ◎『猫の妙術』解説 『猫の妙術』と「老荘思想」 新釈『猫の妙術』ガイド ・三匹の猫はなぜ負けたのか ・「無限」に対応できる「技」でなければ勝つことはできない ・「浩然の気」とは何か? ・「作為」をなくす二つの段階 ・「道理」は、「技」と一貫している ・すべてが一貫した先にある境地 ・「勝ちたがる自分」を殺す ・物事の「とらえ方」の枠組みを外す ・「一」で物事をとらえれば人生の苦しみもなくなる ・「言葉」から「道理」を会得する 生き方としての『猫の妙術』―文庫版あとがきにかえて
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