
新版 日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造 NHKブックス
篠田 謙一
累計読者数4
平均ハイライト数 26.3件/人
star総合評価 72/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 72%
この本について
人のルーツって気になるのに、どこまで信じていいのか分からない。そんな感覚、僕もずっとありました。自分が「何者なのか」という問いは大げさに聞こえますが、ふとした瞬間に引っかかるんですよね。文化や習慣だけでは説明しきれないものが、自分の中に確かにある気がして。 この本は、そういうモヤモヤに対して壮大な物語を提示しつつも、読み手を置いていかない距離感があります。例えば、お酒に弱い体質がどこから来たのか、突然変異がどう蓄積するのか、日本列島の人々がどのような混合の末に今へつながったのか。どれも「へえ」で終わらず、自分の身近な感覚とつながる説明になっています。抜粋からも、読者の関心が「遺伝子の多様性」と「混ざり合いの歴史」に向いているのが伝わってきて、そこがこの本の一番おもしろいところでもあります。 特に、ヤムナヤの拡大やアナトリアの農耕民、南方起源の系統など、教科書では見えなかった人の移動のダイナミズムを、DNAという具体的な根拠で追えるのが新鮮でした。「日本人は単一のルーツではない」という話は聞いたことがあっても、どう混じり、何が残り、何が消えたのかをここまで丁寧に描いた本は多くありません。 自分の身体の“由来”に、少しでも興味がある人に刺さると思います。人類史の話なのに、不思議と自分の足元が見えるようになる一冊でした。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要


![[新装版]アフリカで誕生した人類が日本人になるまで (SB新書)](https://m.media-amazon.com/images/I/81bBSAhCsZL._SY500.jpg)


