
現代に生きるファシズム(小学館新書)
佐藤優 and 片山杜秀
小学館 / 2019-04-08
累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約2時間58分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
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この本について
仕事って、成果を出そうと頑張るほど「なんでこんなにしんどいんだろう」と感じる瞬間がありますよね。続けたい気持ちはあるのに、気づけば不快のほうが勝っている。自分の努力が正しく扱われているのか分からない。最近はそんな声をよく聞きますし、正直ぼく自身もずっと揺れています。 この本が面白いのは、いきなり大きな政治の話をするようでいて、実は「人が集まって働く場の快・不快」をかなり丁寧に扱っているところです。中間組織が機能するには、そこに属する人がある程度“快”でいられないと続かないという話は、働き方の違和感にすごくつながってきます。成果主義の下で零れ落ちる人の不快と、『釣りバカ』のハマちゃん的な圧倒的な快。その対比が、仕事と幸福の関係を改めて考えさせてくれます。そして、戦前日本の「未完のファシズム」の話は、単なる歴史ではなく、「中途半端な組織は人をどう巻き込むのか」という視点をくれるので、今の社会がどこかギスギスしている理由を理解するヒントにもなります。 仕事に押しつぶされそうだけど、じゃあどう距離を取ればいいのか分からない、という人には刺さると思います。読んで救われるというより、「ああ、この感じって歴史的にも構造的にも起きるんだな」と肩の力が抜ける本でした。
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出版社による紹介
20世紀最強の劇薬を世界は再び飲みこんだ。 効能バツグン、だからあぶない、やめられない。 20世紀の劇薬ファシズムを「正しく恐れる」ための白熱対談! ◎“産みの親”ムッソリーニは何した人? ◎ヒトラーは日本人を蔑んでいた? ◎戦前日本でファシズムが「未完」に終わった理由。 ◎官僚制と折り合いがいいのはなぜ? ◎ジブリ映画『風立ちぬ』に隠されたファシズム。 ◎安倍政権はファシズムなのか? 日本人にとってファシズムは、ヒトラーのナチズムだけでなく、民族主義や純血主義、全体主義、ナショナリズム、独裁などとも混同されてしまっている――佐藤優 いまの時代は石原完爾風にいえば「資本主義最終危機」。ファシズムの本当の出番はこれからだ――片山杜秀
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