
芸人式新聞の読み方 (幻冬舎文庫)
プチ鹿島
幻冬舎 / 2019-04-10
この本について
ニュースって毎日追っているはずなのに、気づけば「結局なにが大事だったんだっけ」と迷子になることが多いんですよね。記事そのものより、見出しの勢いに引っ張られたり、自分の興味の範囲だけ拾ってしまったり。情報の波を浴びているはずなのに、視界はむしろ狭くなっていく感じがあります。 プチ鹿島さんの『芸人式新聞の読み方』は、そのモヤモヤをほどくための“読み方の軸”をくれる本でした。特に刺さったのは、複数紙を横に並べて読むことで、記事の裏にある「行間」が自然と浮き上がるという感覚です。オバマ大統領のすし報道の話もそうで、一見バラバラのニュースが、読み合わせることで一本の線になる。その瞬間の爽快さは、情報を“消費する”のではなく“理解する”側にまわった気がして、読み手としての手応えがありました。 そして、12紙読むといっても一字一句読むわけではなく、まずは全体を軽く眺めてから、気になるコラムだけ後でじっくり読むというリズムも救われました。完璧に読まないと意味がない、という妙なプレッシャーから自分を解放していいんだとわかるだけで、情報との距離感がぐっと楽になります。紙面ビューアーで読む理由も、ネットだと気になる記事だけをつまむ癖が強くなるからという話で、「なるほど、その問題は自分も抱えていた」と腑に落ちました。 ニュースとの付き合い方がいつも雑になりがちな人、あるいは情報の“全体像”をつかむのが苦手な人には特に刺さると思います。情報量ではなく、読み方そのものを少し変えるだけで、日々のニュースがこんなに面白くなるのかと素直に驚かされる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




