
日経電子版の読みかた――フジテレビ元経済部長が毎日実践している
鈴木 款
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2019-08-29
この本について
朝のニュースチェック、毎日ちゃんとやっているつもりでも「結局どれが大事だったんだっけ…」とモヤッと終わる日が多くて、ずっと悩んでいました。記事は山ほどあるのに、自分が本当に押さえるべきポイントがどこなのか掴めない。そして気づけば、関心のある分野だけを追って視野が偏っていく。そんな負のループをどう切ればいいのか迷っていたときに、この本がちょうどよかったです。 読んでみて一番大きかったのは、「読む順番」と「深さの調整」を具体的に教えてくれるところでした。見出しで全体を流し、気になる記事はリードで全体像、さらに知る必要があるものだけ本記を読む。この“段階の切り替え方”は、毎朝1時間しか使えない身にはかなり助かります。紙と電子版の強み・弱みの違いも、そのまま自分の読み方の癖に直結していて、電子版だと関心のある話題に偏る理由が腹落ちしました。だからあえて紙面の一覧性を取り入れて、知らない話題にも目を通す時間を作るようになりました。 もう一つ、記者側の視点が入っているのが地味に効きます。5W1Hの確認や「オフレコ情報がどう扱われるか」「記者がどう取材対象を追うか」といった背景を知ると、同じ記事でも読み取れる情報の層が変わるんですよね。ウォール街ラウンドアップや経済教室のように、どの面が“回収率が高いか”の目安も示してくれるので、迷いながら読む時間が減りました。 毎朝のニュースに追われているけれど、自分なりの“読み方”を持てていない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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