
ニュースの未来 (光文社新書)
石戸 諭
この本について
ニュースを読むたびに、「結局どれが大事で、どれがただのノイズなんだろう…」と迷うことが多いと思います。速報の洪水に流されつつ、でも本当はもう少し「知らないことを知る」感覚を取り戻したい。そんな気持ちのままスクロールしている自分に、うっすら罪悪感すら湧いてくることがあります。 『ニュースの未来』は、そのモヤモヤを一度立ち止まって見つめ直すきっかけになります。著者が繰り返し語るのは、単なる好奇心ではなく「思慮深い好奇心」を持つこと。その視点に立つと、ニュースは受け取るだけの情報ではなく、社会のどこに光を当てるかを自分で選ぶ営みに変わります。また、ニュースには「速報」「分析」「物語」という三つの型があり、それぞれがどう自分の理解を助けるのかが具体的に示されていて、読み慣れたはずの記事の見え方が少し変わります。さらに、データの数字に振り回されず、自分の立ち位置からものを見る姿勢の大切さも丁寧に語られていて、SNS 時代に必要な距離の取り方が腹落ちしやすいです。 特に、情報に疲れているけれど「知りたい気持ち」だけはまだ手放したくない人に刺さると思います。読んだあと、ニュースを追う行為そのものが少しだけ自由になる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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