
研修アクティビティハンドブック
中村文子、ボブ・パイク
日本能率協会マネジメントセンター / 2019-03-30
この本について
研修の場づくりって、やればやるほど「これで良かったのか…?」という不安がつきまとうんですよね。参加者が静かだと、自分の進め方に問題があるのかと疑ったり、逆に盛り上がりすぎても学びに繋がっているのか心配になったり。私もずっとその間で揺れ続けてきました。 この本は、そんな“揺らぎながら進む講師側の現実”にけっこう寄り添ってくれます。刺さったのは、参加者のタイプによって必要な時間や関わり方がまったく違うという視点や、選択権を渡すことに対する不安をどう乗り越えるかといった、現場でつまずきやすいポイントへの具体的な示し方でした。鏡なしで髪を切られる不安を使ったワークの例もそうですが、「こういう体験をすると人はこう動く」という構造を見せてくれるので、自分の研修に置き換えやすいんです。 また、講師自身のワクワクが参加者に伝わる…という一文も、耳が痛いけれど大事なところでした。研修の目的は“知る”ことではなく、“戻ってから実践して成果につなげる”こと。その設計をどう支えるかが、地に足のついた形で書かれています。 研修で「結局、伝わったのか分からない」という感覚を抱えたことがある人には、特にしっくり来ると思います。参加者の主体性を引き出すことに悩んでいる人に、静かに効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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