
研修デザインハンドブック
中村文子 and ボブ・パイク
日本能率協会マネジメントセンター / 2018-06-10
この本について
研修をつくる側に回ると、どうしても「ちゃんと説明しなきゃ」「理論を抜かすわけにいかない」と気合が先に立って、受講者が置いてきぼりになる瞬間がありませんか。こちらは善意で準備しているのに、当日の空気がいまいち温まらない。説明はしたはずなのに、現場で実践されない。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が刺さったのは、「教える前に、相手の経験を呼び起こす」というシンプルな視点を徹底しているところです。参加者の言葉から研修を始めることで、すでに持っている知識を活かしながら学べる流れが自然にできるし、「講師から押しつけられている感」が消えるんです。また、理論より体験を先に置くことで、受講者が心のどこかで抱えている現実とのギャップや違和感を自分でつかみにいける。講師が結論を言う前に「自分事」になるので、研修後の行動につながりやすいのだと腑に落ちました。 もう一つ大きかったのは、講師の役割を「話す人」ではなく、学習から実践まで伴走する存在として描いている点です。特に、研修の設計段階で目的を明文化し、当日のオープニングからクロージングまで一貫して“実践に向けて動いてもらう”ように組む。その手順が驚くほど具体的で、読んでいるだけで自分の研修がどこでつまずいていたのかが見えてきます。 「説明量を増やすほど成果が出るわけじゃないよね…」と薄々感じている講師や人材育成担当には、かなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
講師・インストラクターハンドブック 効果的な学びをつくる参加者主体の研修デザイン
中村文子 and ボブ・パイク

研修アクティビティハンドブック
中村文子、ボブ・パイク

研修開発入門――会社で「教える」、競争優位を「つくる」
中原 淳

「強い人材」を育てるための 研修設計入門(「営業」「講師」2つの視点で伝えるパートナー選びの成功法則)
秋葉 佳宏 and 笹木 耕介

研修開発入門 「研修評価」の教科書――「数字」と「物語」で経営・現場を変える
中原 淳, 関根 雅泰, 島村 公俊, and 林 博之
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要