
「学習する組織」入門 ― 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践
小田理一郎
英治出版 / 2017-06-21
この本について
組織のことを考える時間って、正直けっこうしんどいですよね。会議では前向きな話が出ても、ふと日常に戻ると「そもそも、うちのチームは何を目指してるんだっけ」と足が止まってしまう。しかも、忙しい現場だと、問題が起きてもつい“対処して終わり”にしてしまい、気づけば同じパターンをぐるぐる回っている…。僕自身もそこから抜け出せずに長く悩んでいました。 この本が面白いのは、「学習する組織」という言葉を、抽象論ではなく実際に“どう変わっていくのか”という視点で描いているところです。たとえば、チームが環境変化に強くなるのは、立派な戦略があるからではなく、日常の中で意識や能力を少しずつ育てていくプロセスがあるからだと説明してくれる。さらに、個人のあり方と仕事が噛み合うと、同じ一言でも周りの動きが変わっていくという話があり、これは現場にいると妙に納得できました。組織の問題を「仕組みの癖」として捉え直し、どこに小さなレバーが潜んでいるかを考える視点も、すぐに仕事に持ち込めます。 読みながら、自分のチームはどこが詰まりなのか、何から手をつければいいのかがだんだん具体的に見えてくるので、“なんとなく停滞している組織で働く人”には特に刺さると思います。こちら側の迷いを前提にしてくれる本なので、肩肘張らずに読めます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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