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カーライル流 日本企業の成長戦略 (日本経済新聞出版)

カーライル流 日本企業の成長戦略 (日本経済新聞出版)

三河主門

日経BP / 2019-04-01

累計読者数6
平均ハイライト数 25.8件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

事業が伸び悩んだとき、「うちの努力が足りないだけなのか、それとも構造の問題なのか」を見分けられずに立ち止まってしまうこと、ありませんか。私も、自社の強みがどこに眠っているのか分からず、国内需要の縮小や人材不足の話を聞くたびに、胸のあたりがざわつくタイプです。 この本は、そんなモヤモヤに対して、魔法の答えをくれるわけではありませんが、「企業が成長できなかった理由」と「そこにどう手を入れれば動き出すのか」を、現場レベルの具体性で見せてくれます。たとえば、離職率の高い医療事務会社が“欠員即補充”から抜け出すまでのプロセスや、カーブアウトで眠っていた潜在力が解き放たれる瞬間、地域ごとの事業を縦糸に、グローバルルールを横串に通して組織が変わっていく様子など、読みながら自社にどう置き換えられるかを自然と考えてしまいました。人材の質を競争力そのものと捉え、少ない人数でも業務を回すためのコミュニケーションの訓練を仕組みに落とし込む話も、正直かなり刺さりました。 個人的には、「問題は努力不足ではなく、構造と視点の整理不足かもしれない」と落ち着いて考えられるようになった一冊です。自社がもう一段伸びる余地を感じつつ、何から手を付けるべきか判断がつかない人に向いています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

◆カーライル・グループは、米国ワシントンDCを本拠地として世界中に35ヵ所の事務所と1000名を超えるスタッフを抱える世界最大級のプライベート・エクイティ(PE)ファンドである。1987年の創業以来、運用資産規模を順調に増やし、2001年には日本上陸を果たした。 PEファンドとは「友好的かつ効果的な手法で、既存企業の事業を再構築して成長軌道にのせ、ステークホルダー(企業の株主・その他の投資家、経営者、従業員、取引先などの利害関係者)を満足させる存在」と位置づけられる。 多くの日本企業は1980年代末のバブル景気の崩壊とその後の「日本経済の失われた20年」といわれた停滞期、2008年の米リーマン・ショックによる収益力の減衰とグローバル化への対応の後れ、さらに少子・高齢化が進むことによる国内需要の先細り懸念もあり、様々な経営的な問題や危機に直面している。こうした危機を救い、経営改革を行い、場合によっては新しいプロフェッショナルな経営人材を紹介し、結果として筋肉質で効率性が高い経営力をもたせ、再び収益力と成長力を持つ企業へと変身させる「コーチ役」のような存在がPEファンドであり、その代表格がカーライル・グループである。 ◆本書は、PEファンドの仕組みや日本での進化を解き明かした上で、カーライル・ジャパンの手法や実績を成長曲線を描いた7社の実例を通じて詳説する。それらを通じて「日本企業にも再び活力を取り戻し、健全に成長していくための方法論がまだまだある」ということや「それができるのは日本企業にまだまだ供給可能な資本と人的・技術的・ブランド的な資産が残っている今しかない」ということを明らかにし、PEファンドの活用を企業再生の選択肢の一つとして広く訴えていく。
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