
女に生まれてモヤってる!
ジェーン・スー、中野信子
小学館 / 2019-07-02
この本について
人の目を気にしすぎたり、「自分らしさって何だろう」と考え込んだり、年齢を重ねることへの不安がふと胸に浮かんだり。頭では気にしなくていいと分かっていても、社会の空気や“村のルール”みたいなものが根強くて、どうしても揺さぶられることってありますよね。私もこのあたりのモヤモヤは定期的に再発します。 『女に生まれてモヤってる!』が面白いのは、「こう生きよう」と背中を押す本ではなく、まず“なぜこんなモヤモヤが生まれるのか”を、生物学や脳科学、個人の経験から淡々と解いていくところです。たとえば、人から嫌われたくない気持ちが自分の弱さじゃなくて、私たちが身につけてきた規範の影響だと知ると、余計な自己嫌悪がすっと減ります。年齢とともに自信がつく理由が「加齢による脳の変化」だと知ると、焦りが少し落ち着きます。そして“本当の自分なんてどこにもいない”という視点は、自分を無理に一つの型にまとめようとする力みをゆるめてくれます。 読んでいて思ったのは、この本は「正しい答え」を教えてくれるというより、選んだ道を後から自分で正解にしていける感覚を取り戻させてくれる一冊だということ。誰かが敷いた基準ではなく、自分のペースで生きていいんだと思えるんです。 とくに、「女らしさ」や年齢のことで心がざわつきがちな人に刺さると思います。自分のモヤモヤの正体に名前がつくだけで、だいぶ呼吸がしやすくなりますよ。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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