
天正壬午の乱: 武田遺領をめぐる甲信争奪戦 (歴史ソウゾウ文庫)
福田 誠
累計読者数3
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star総合評価 35/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも日常でも、物事の背景を知らないまま判断してしまって「自分は表面だけしか見えていないのかも…」と落ち込むことがあると思います。僕も歴史を読むたびにその感覚を思い出します。今回の抜粋で武川衆の細かな系譜や、意外なところで柳沢吉保につながる話に惹かれたのは、「点だと思っていた出来事が線になる瞬間」が気持ちいいからなんだと思います。 この本は、武田氏滅亡後の混乱期をただの勢力争いとして描くのではなく、当事者たちがどんな立場にいて、どんな背景を背負って動いていたのかを丁寧に追っています。例えば、武川衆のような一見“周縁”に見える武士団がどれだけ重要な役割を果たしていたのかが見えてくると、小さな点にも意味があることを自然と理解できますし、歴史を読む目が少し変わります。また、武将同士の駆け引きが、単なる勝ち負けではなく“誰がどこに立っていたのか”で見えてくるのも、この本ならではの面白さでした。 大げさに人生が変わる類の話ではないですが、物事を複数の角度から見る感覚を取り戻したい人にはじんわり効きます。歴史の細部が気になるタイプの人に特に刺さる一冊です。
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