
どんな部下でも成長する最強の面談術 人材が育つ、業績が伸びる、家族にも効く
入沢 紀子
言視舎 / 20190419
この本について
部下との面談、毎回うまくいくわけじゃないですよね。こちらが知りたいことを聞いているつもりが、気づけば取り調べみたいな空気になっていたり、逆に相手が話してくれなくて沈黙だけが積み重なったり。「もっと本音を聞きたいのに、どうしてうまくいかないんだろう…」と感じている人は多いと思います。僕も同じで、面談のたびに手応えの無さにモヤモヤしていました。 この本が良かったのは、やり方を変える前に「順番」と「聴き方」を見直すことに徹底しているところです。いきなり課題改善に行くのではなく、まずは相手が話したいことを引き出し、不安を解消し、それから必要な確認に入る。その流れが崩れると、どれだけ質問テクニックを覚えても会話はうまく回らないという指摘が、とても現実的でした。また、部下が7割話す面談にするために、クローズドとオープンの質問をどう使い分けるのか、リアクションをどう返すと話しやすくなるのか――こういった小さな動きが具体的に書かれていて、明日からの会話にそのまま持ち込めます。 さらに、改善策を決める段階でも「上司が答えを与えない」ことを前提にしているのが印象的でした。5W3Hで一緒に具体化しながらも、決めるのはあくまで相手。良い改善策の条件が明確なので、無理のない着地が作りやすいのも助かります。 「部下の本音を聞きたいのに、どうしてもうまくいかない」と感じている人に特に刺さる一冊です。僕自身、面談を“話させる場”ではなく“聴ききる場”として捉え直すきっかけになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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