
祝祭と予感 (幻冬舎単行本)
恩田陸
累計読者数4
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約3時間43分
star総合評価 56/100
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この本について
仕事でも趣味でも、自分が本当にやりたいことに向き合うほど、「周りと比べてしまう」とか「正しい形に寄せないといけない気がする」というモヤモヤが出てきませんか。私もよくあります。評価や肩書きのほうを見てしまって、そもそも自分は何をしたかったんだっけ、と立ち止まるあの感じです。 『祝祭と予感』を読んでいたとき、抜粋に多く残されていたのは、音楽の世界を描きながら「表面的な正しさより、身体ごとぶつかるような実感」を大事にしている場面でした。たとえば、楽譜より音楽を優先する話や、音の圧に全身で晒されるような描写、順位や肩書きより「音楽すること」そのものに立ち返る姿。どれも、他人の基準に寄せすぎて息苦しくなっているときの視点を、そっと元の場所に戻してくれるように感じます。 私自身、この本を読むと「うまくやるより、ちゃんと感じたい」という気持ちが少しだけ戻ってきます。誰かに気に入られるための“正しい動き方”ではなく、自分の中にある大きさや複雑さをそのまま扱ってもいいんだ、と言われているようで。技術や戦略も大事だけれど、その前に「自分が何に震えるか」を忘れたくない人に刺さる本です。 肩書きや結果より、今やっていることの“源”をもう一度確かめたいときに、そっと寄り添ってくれます。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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出版社による紹介
大ベストセラー『蜜蜂と遠雷』、待望のスピンオフ短編小説集!大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。入賞者ツアーのはざま亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノの恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった忘れ得ぬ教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。ジュリアード音楽院プレ・カレッジ時代のマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏へ天啓を伝える「鈴蘭と階段」。巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。全6編。
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