
ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる
中野 信子 and 鳥山 正博
KADOKAWA / 2019-09-27
累計読者数14
平均ハイライト数 27.6件/人
推定読了時間 約3時間19分
star総合評価 70/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 40%
この本について
買い物のあとに「なんであれだけ欲しかったのに、急にどうでもよくなるんだろう」とか、気づいたら周りの評価に流されて動いてしまっていたり。自分で決めたつもりなのに、どこか操られている感じが残ることってありますよね。仕事でも生活でも、この手のモヤモヤは意外と放置しがちですが、放っておくと判断の基準そのものが曖昧になっていきます。 この本は、そんな日常の“ズレ”を脳の仕組みから静かに説明してくれます。たとえば、私たちの脳はそもそも怠け者で、できれば自分で意思決定をしたくないという性質があること。日本人は遺伝的にも「自分で決めた快感」が生まれにくく、他者の評価やレピュテーションに乗りやすいこと。さらに、ネットのレビューや星の数に無意識で従ってしまうのも、脳が即時に処理できる“わかりやすさ”を優先するからだと分かると、自分の行動を少し客観的に見られるようになります。 読み終える頃には、「流されやすさ=意思の弱さ」ではなく、生物としての仕組みなんだと腹落ちします。だからこそ、どこで立ち止まるか、どこは流されてもいいかを選べるようになる。本気で行動を変えるというより、まずは自分のクセを理解したい人にちょうどいい一冊です。 とくに、気づくと周囲の空気や数字に押されてしまう人に刺さると思います。
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出版社による紹介
既存のマーケティングのフレームでは語られることなく説明の難しい現象が、私たちの身近で日々、起きている。 ネット上の「釣り広告」「ステマ」、リアル世界での「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」、一向になくならない「振り込め詐欺」……。 こうした現象がなぜ起きるのか? 言い換えれば、「なぜ脳がハマってしまうのか」。 「悪を知らずして悪を止めることはできない」を合言葉に、2人のプロフェッショナルが「ブラックマーケティング」の解剖と対策に挑む! 悪徳商法や犯罪スレスレの商法以外にも、人々を熱狂させた「AKB商法」等のビジネスモデルまで幅広く扱うことで、ヒトの脳のだまされやすさを痛感し、自分の消費行動を振り返る! ・焦りにつけ込む「残り2点、お早めに」の効果 ・タイムセール…人は「できるのにやらなかった」ことを後悔する ・衝動買いと「考える買い物」では、脳の機能部位が違う ・出会い系アプリ、「だまされるほうが悪い」と言い切れない理由 ・ブームに乗るのは「脳の省エネ」 ・「何かに頼りたい人」と霊感商法 ・ソシャゲの罠…「タダ乗り」では楽しめないプログラム ・ギャンブル依存と浮気性の共通点 ・日本は詐欺師天国? ・「これさえあれば」と思わせる実演販売の威力 ・だまされやすい人は「カモ遺伝子」を持っている? ――私たちの脳は、無意識に「その気」にさせられて、何かが欲しくなったり、何かをしたくなったりすることが現実にたくさん起こっています。(序章/中野信子執筆 より) ――これまでのマーケティングは、キレイゴトしか扱っていない「よい子のマーケティング」ではないか。(終章/鳥山正博執筆 より)
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