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影響力の武器[新版] 人を動かす七つの原理
ロバート・B・チャルディーニ and 社会行動研究会
誠信書房 / 2023-11-10
この本について
人と関わっていると、「あれ、なんで今こんな判断したんだっけ?」とか「後から思うと妙に流された気がするな…」みたいな場面、けっこうありますよね。自分の中で説明がつかないままモヤッとした経験が積み重なると、相手というより“仕組み”のほうに原因があるのかもしれない、と思えてきます。 この本を読んでいて刺さったのは、そういう“仕組み”が、驚くほど些細なきっかけで動き出すことです。たとえば、理由が雑でも「ので」とつくと人が譲ってしまう話や、気軽な一言の承諾が後々まで行動を縛ること、あるいは「失うかも」という感覚が判断力を一気に鈍らせること。どれも大げさな教訓ではなく、普段の生活の中で自分も無意識にやっていたよな…と思い当たる現象ばかりでした。 個人的には、一貫性や希少性みたいな“自動スイッチ”が働いていると気づくだけでも、不必要な反応を一歩引いて見られるようになるところが、この本の実用的なところだと思っています。全部を操縦できるわけじゃないけれど、流される理由が分かるだけで余計な自己嫌悪が減る感覚があります。 人との距離感や判断のブレに疲れやすい人、あるいは「気づいたらOKしていた」みたいな場面がよくある人には、けっこう静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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