
「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
小川孔輔
この本について
値づけって、いざ自分の仕事に当てはめようとすると急に手が止まるんですよね。安くすれば売れる気もするし、でもブランドを傷つけるのは怖いし、そもそもどこまで下げれば効果があるのかもよくわからない。僕もずっと感覚で決めてしまい、「これ、根拠あるのか…?」と後から不安になるタイプでした。 この本を読んでおもしろかったのは、値づけが“勘の勝負”ではなく、意外と現場レベルの数字と人の心理で組み立てられるものだとわかるところです。たとえば「粗利率の逆数が価格弾力性になる」という一見むずかしそうな定理が、コンビニの5%還元がどれだけ売上を動かすのかという超具体的な話に落ちていく。さらには、ポイント還元だけでなく「寄付」という要素が加わるだけで購買行動がどう変わるかまで説明されていて、値づけってこんなに“理由”で支えられているのかと驚きました。 もう一つ刺さったのは、「考えるコスト」を減らすと人は買いやすくなるという視点です。ユニクロや無印の価格帯の絞り方は“わかりやすさの設計”であって、単に安いかどうかの話ではない。しかも、値ごろ感のある価格を先に決めて、そこから原価を逆算するという順番の発想は、サービスでも商品でもそのまま応用できると思いました。 自分のサービスの価格にいつも自信が持てない人や、「値下げ以外の打ち手が見つからない…」と感じている人にはかなり刺さるはずです。理論はあるのに、ちゃんと現場で使える実感もある。そんなタイプの本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




