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宗教で読み解く日本史

宗教で読み解く日本史

浮世 博史

すばる舎 / 2019-12-21

累計読者数4
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約6時間5分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%

この本について

歴史を読んでいると、「源平の争いって結局なんだったんだろう」とか、「宗教って背景にあるのは知ってるけど、自分の理解が表面だけな気がする」といったモヤモヤが残ることがあります。史実そのものは知っていても、人物の行動や政治の流れを裏で支えていた“空気”のような部分がつかめない。自分もずっとそこが引っかかっていました。 この本は、その見えない部分を宗教という切り口でゆっくり照らしてくれる本でした。例えば、源平の対立を「武家 vs 貴族」ではなく、信仰の違いという軸で見直すと、源氏が八幡大菩薩を氏神にしていた理由が、単なる願掛け以上の意味を持ちはじめます。皇室の守護神である八幡を自分たちの背後に置くことで、武家政権の正当性をゆっくり積み重ねていく。その視点を知るだけで、歴史が急に立体的になります。 さらに、縄文から弥生への移り変わりも、ブナ林から照葉樹林へという環境の変化を軸に読み直すことで、「人々がなぜ稲作に頼るようになったのか」が行動として腑に落ちます。用途ごとに土器が変わっていく描写も、暮らしがどう変わったかをそのまま伝えてくれて、教科書的な区分よりもずっと実感があります。 歴史を「知っているけれど腹落ちしない」と感じている人ほど、静かに効いてくる本だと思います。自分の理解の土台をもう少しだけ厚くしたい、そんなときに手元に置いておくと安心できる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

史実の裏にはいつも「信仰の力」がうごめいている。宗教の問題を真正面からとらえ直すことで、通説をくつがえす新たな人物像や意外な側面が見えてくる。現役カリスマ教師が教える教養としての日本史講座。 こんな疑問にお答えします。 ▶巨大古墳はなぜつくられたか ▶日本に仏教が伝来したのはいつか ▶聖徳太子はなぜ今も崇められるのか ▶古代に遷都が繰り返された理由 ▶奈良の大仏はなぜつくられたか ▶道鏡事件の実像とは? ▶鎌倉時代に新しい仏教の宗派がいくつも生まれたのはなぜか ▶一向一揆は日本の十字軍? ▶織田信長は宗教嫌いではなかった!? ▶秀吉や家康がキリシタンを禁じた理由 ▶将軍綱吉の政治は悪政だったか ▶クリスマスの1週間後に初詣をする日本人は「節操がない」か ……など、宗教をキーワードにすえることで、日本史はぐっと深く面白くなる。 【株式会社すばる舎】
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