
1分で伝える力
中谷 彰宏 and リベラル社
リベラル社 / 2019-07-23
この本について
人と話していて、「あれ、何を伝えたかったんだっけ…」と自分でもよく分からなくなることがあって。会議でも相談でも、言葉が長くなるほど相手の反応が鈍くなるのを感じるのに、短くまとめようとすると逆に焦ってしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま日々しゃべっていると、伝えることって才能なのかと思いたくなるんですよね。 この本は、そういう悩みを抱えている人に、いきなり劇的に変わる方法を教えてくれるわけではありません。でも、読んでいると「これなら今日からやれそうだな」という小さなコツが、じわじわ効いてきます。たとえば、体験の話は誰も持っていない情報だから強い、という指摘。たしかに自分の話を混ぜた瞬間、相手の表情が変わることってあります。また、メモを見た瞬間に相手のテンションが切れる、というのも身に覚えがありすぎて苦笑しました。準備よりも、相手の世界にどう入っていくかのほうがずっと大事なんですよね。 個人的に一番刺さったのは、「ツッコまれたら心の中で『よし』と思えばいい」という部分でした。反論されると落ち込みがちですが、それは相手が本気で聞いている証拠でもある。そう思えると、会議でのストレスが少し軽くなる気がします。相手はメリットよりデメリットを探している、という視点も、話が噛み合わなかった理由を理解する助けになりました。 仕事で「うまく伝わらない」が続いている人、あるいは話すのが苦手ではないのに成果につながらない人には特に刺さると思います。ふだんの会話を少しだけ変えるだけで、相手の反応がガラッと変わる。その感覚をつかませてくれる1冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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