
離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由 (幻冬舎文庫)
アルテイシア
この本について
結婚って、うまくいっていてもいなくても「こんなもんでいいのかな」と迷う瞬間がありますよね。甘えたいのに甘え方がわからなかったり、実家のしんどさを引きずったままパートナーとの距離感を見失ったり。誰かに相談するほどじゃないけれど、心のどこかにずっと刺さったままの小さなトゲみたいなものがある人は多いと思います。 この本は、そんな“説明しづらいけれど確かに存在するモヤモヤ”に真正面から向き合っています。たとえば、パートナーに甘えることへの葛藤を「自分より弱い男には甘えられなかった」と正直に言語化してくれるところに、救われる人は多いはずです。また、親との関係に傷を抱えたまま大人になった人が、どこで線を引き、どう自分を守ってきたのかが具体的に語られていて、綺麗事ではない「生き延び方」として参考になります。さらに、察して文化を手放して「私は○○されると悲しい」と自分を主語にして伝える実践の話は、夫婦に限らずあらゆる人間関係のヒントになるはずです。 特に、「家族の形を自分で決め直したい人」には深く刺さると思います。結婚を神話化せず、親を絶対視もしない。そのうえで、自分にとって心が削れない関係とは何かを考えるきっかけをくれる本です。無理に前向きにさせる感じもなく、ただ著者が自分の人生をどう選び取ってきたかが書かれているから、自分の気持ちを整理する余白がちゃんと残されています。 誰かの正解に合わせるんじゃなくて、自分の感覚を取り戻したい時にそっと効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
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