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歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール (中公新書ラクレ)

歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール (中公新書ラクレ)

伊藤貫

累計読者数4
平均ハイライト数 40.5件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 76/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも人生でも、「あの人はどうしてあそこで踏みとどまれたんだろう」とか、「判断を誤らない人って何が違うんだろう」と考えることが増えてきました。勢いだけでは動けないし、慎重すぎても前に進まない。あの“押し引き”の感覚がつかめないまま、日々の決断にモヤモヤすることがあると思います。 この本を読んで面白かったのは、ビスマルクが最初から“名宰相”だったわけじゃないという点でした。激昂しやすい学生時代や借金だらけの若さがあって、それでも状況を読む力を後から獲得していく。その過程が丁寧に描かれていて、判断力って天から降ってくる才能じゃなくて「自分の癖を知ること」から始まるんだな、と素直に思えました。また、大国同士の力学を読みながら、国内の敵とも距離を保ちつつ味方にしていく“引き寄せ方”がとてもリアルで、普段の職場の利害関係をどう扱うかにも地味に効いてきます。 そしてもう一つ大きかったのは、ビスマルクが大勝の後にブレーキをかけ続けた姿でした。勢いに飲まれそうなときに、未来のリスクを先に見て動ける人の思考パターンが生々しく描かれていて、自分ならどこで止まれるだろう、と読みながら考えさせられます。 歴史の話なのに、判断に疲れている自分の問題にそのまま重なってくる本でした。熱量で押し切るタイプでも、慎重になりすぎるタイプでも、「力の使い方に迷っている人」に静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

明晰な頭脳とパワーをもち合わせた三賢人が実践した「リアリズム」は最強の戦略論であり、日本が冷酷な世界を生き抜く方策となる。
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