
「ストーリーでわかる初めてのM&A 会社、法務、財務はどう動くか」
横張清威
この本について
M&Aに関わると、「何から手をつければいいのか」「この資料、本当にこれで足りてる?」みたいな不安がずっとつきまといますよね。僕も最初の案件では、基本合意書の位置づけやDDの動き方が曖昧で、毎回ググりながら進めていました。 この本が助かったのは、専門用語の解説よりも“現場でどんな判断に迷うか”が物語形式でそのまま描かれているところでした。例えば、基本合意書に買収金額が書かれているだけで妙なプレッシャーが走る感覚とか、非上場企業の決算書がどれだけ実態とズレるかとか、机上では見えづらいポイントが具体的に拾われています。さらに、弁護士や会計士に何をどう相談すべきか、誰がどのフェーズで動くのかが場面つきで示されていて、自分のプロセスのどこが曖昧だったのかが整理されました。 特に、「DD に入る前にどこまで固めておくべきか」が腑に落ちたのは大きかったです。キックオフで全部決め切らなくてもいいけれど、後ろ倒しにすると確実に自分の首を締める、あの感覚が物語を通じてリアルに伝わってきます。 初めてM&Aを任された人、あるいは独学で不安を抱えている人にはかなり刺さる一冊だと思います。僕も同じところでつまずいていたので、安心して読めました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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