
清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル
夏目英男
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-02-28
この本について
仕事のスキルを磨きたいとか、新しいことを始めたい気持ちはあるのに、どこかで「日本のやり方のままで大丈夫なんだろうか…」とぼんやり不安になることがあります。実際、転職や副業の準備をしつつ、睡眠時間は削られがちで、学び直しも続かない。そんなモヤモヤを抱えたまま日常に流されてしまう人は多いと思います。 この本が面白いのは、中国の若者を理想化するんじゃなくて、現場で見た“リアル”な学び方や働き方を描いているところです。たとえば、在職中に兼業でスキルをつくり転職を見据えて動く姿や、大学が全寮制で実践ベースの学びを当然としている環境。教育×テクノロジーが日常に入り込み、オンラインで30分150円の質疑応答が当たり前になっている話も、単純な格差ではなく、学ぶ方法そのものが変わっていることを教えてくれます。読み進めるほど、「努力量の問題」ではなく「前提の違い」に気づかされる感じがあります。 とはいえ、読者に“もっと頑張れ”と押しつける本ではありません。むしろ、日本の学生が奨学金を得やすい現実や、睡眠時間の差が示す生活リズムの違いなど、「じゃあ自分の環境で何ができるか」を考える余白を残してくれるのがいいところです。視野が広がるというより、自分の立ち位置が少しクリアになる感覚に近いです。 今の自分のペースに違和感がある人や、海外の話を“比較”ではなく“ヒント”として受け取りたい人に刺さる一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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