
海外に飛び出す前に知っておきたかったこと
小林慎和
この本について
海外に挑戦したい気持ちはあるのに、何から手をつければいいのかわからない。語学も仕事のスキルも中途半端で、「このままじゃ戦えないよな」と悩むこと、けっこうあると思います。僕も同じで、特に海外のスピード感や交渉の文化に触れたとき、自分がどれだけ日本的な前提に縛られていたかを痛感しました。 この本が刺さるのは、海外で働くための勇気を与えるというより、現地での現実的な“差し替えポイント”を具体的に見せてくれるところです。たとえば、soon という言葉をそのまま信じて待つのではなく、自分から即レスを求めにいく姿勢が必要だとか、催促を重ねることがむしろ誠意として受け取られやすいという話。あるいは、英語学習に何千時間も費やすより、ビジネス英語を先に固めて、日常会話は絵本から拾うくらいで十分だという割り切り方。こういう地に足のついた視点は、僕のように慎重になりがちなタイプにはかなり効きました。 もう一つ印象的なのは、「自分の市場価値をどう見るか」という視点が常にセットで語られるところです。海外に出た瞬間、新卒時代から給与交渉をしてきた人たちと同じ土俵に乗ることになる。そのとき、自分はいくらの人材なのか、何ができると言い切れるのか。その問いを避けられない状況が、読みながらじわじわ迫ってきます。 海外で働くかどうかまだ決めていない人でも、「このままの思考のまま日本にいていいのか」と一度立ち止まりたい人にはかなり刺さると思います。僕も読みながら、自分の小さな殻が少しだけ外れた気がしました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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