
膣の女子力 女医が教える「人には聞けない不調」の治し方
駒形 依子
KADOKAWA / 2020-07-02
この本について
生理のたびに「またしんどい…仕方ないよね」と自分に言い聞かせて過ごしている人、多いと思います。私も長いあいだ、だるさやイライラを“性格”みたいに扱っていて、体に向き合う発想がそもそもありませんでした。でも、この本を読んでみると、私が雑に扱っていたのは「体そのもの」だったんだと気づかされました。細胞が毎日せっせと整えてくれる血液を、一瞬で失っている状態がどれだけ負担か…という話には、正直ドキッとしました。 印象的なのは、生理や不調を“我慢で乗り切る”前提をいったん外してくれるところです。たとえば、生理中はつらいかどうか以前に、出血しているだけで本来休んでいいはずだという視点。あるいは、娘にどう生理を受け取ってほしいかは、まず母親がどう向き合うかで決まるという話。どれもきれいごとではなく、日々の暮らしの中で「たしかにそうだよな」と実感できるものばかりでした。 もうひとつ大きかったのは、自分の体を受け入れることと、よりよく扱おうとすることが両立するという点です。体型や年齢の話ではなく「細胞レベルで自分を大事にする」という感覚があると、無理な我慢や自己否定から少し距離が取れました。生理用品の選び方や、感情の溜め込み方にまで話が広がるので、生活のどこを見直せば楽になるのかが具体的に分かります。 生理や体調のことで「これって普通なのかな」とずっと心の中で留めてきた人に、とくに刺さる本だと思います。体の声をちゃんと拾えるようになりたいとき、静かに背中を押してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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