
面白いって何なんすか!?問題――センスは「考え方」より「選び方」で身につく
井村 光明
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この本について
「自由に考えていいよ」と言われるほど、逆に何も出てこなくなる時があります。正解がないはずなのに、どこかで見た形に寄せてしまったり、自分でもよく分からない案ばかり並んでしまったり。面白さって結局なんなんだろう…と、僕もずっと迷ってきました。 この本が効くのは、「面白さ=特別な発想力」と思い込んで詰まっている時です。著者は、面白さを“生む”より“選ぶ”方に重点を置きます。自分のノートにある案を、良し悪しでなく「他と似ていない単語」を手がかりに拾い上げるだけで、アイデアが急に自分らしい方向へ動き出す感覚がありました。そして、成功事例を真似ようとして迷子になる理由や、応用しようとすると急につまらなくなる理由も、目に見えない「似てしまう引力」という視点で説明されていて、妙に納得できるんです。 結局、アイデアは閃きではなく、偶然を掴まえるために時間をかけて考えるしかない。その地味な作業のなかで“似ている部分を省く”という小さな基準を持てると、迷い方が少し変わります。 「考えるたびに前例に寄ってしまう」「自分の案が全部ありきたりに見える」そんな人に刺さる一冊だと思います。
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