
吉本興業の約束 エンタメの未来戦略 (文春新書)
大崎 洋、坪田 信貴
文藝春秋 / 2020-08-20
この本について
仕事でも日常でも、「なんでこんなにうまく回らないんだろう」と感じる瞬間ってありますよね。デジタルのことも、人との距離感も、正解が見えないまま手探りで進んでいる感じ。自分もそこでもがくタイプなので、この本に出てくる言葉が思いのほか現実的に響きました。 特に、DXの話。リアルを主、ネットを従と考えてしまう癖って、多くの会社にまだ残っていて、自分も無意識にその発想で仕事を組んでいたんだと気づきました。「まずデジタルで繋がり、たまにリアルに来てもらう」くらいの逆転発想に触れると、今の仕事の設計を少し変えるだけで未来の見え方が変わるんじゃないかと思えてきます。また、人の成長に対して嫉妬が止める力になるという指摘も、耳が痛いけど日常に置き換えやすい話でした。自分が無意識にやってしまっている態度が、相手の可能性を閉じてしまうことってあるんだろうなと。 そして何より、すべてを「大きく張って勝つ」ではなく、「小さく試して小さく修正する」姿勢が、今の細分化された時代に一番しっくりきます。悩みや不安そのものが次の行動の種になる、という視点も救われました。誰かの人生に受け継がれていく関係性の話もあって、組織論に偏りすぎず、人間くささが残っているのも読みやすいところです。 組織づくりやDXの言葉に少し疲れてきたけれど、現実に落とし込める視点だけは欲しい、という人に刺さる気がします。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
読書の順序
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