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世界の再生可能エネルギーと電力システム 風力発電編 第2版 (NextPublishing)

世界の再生可能エネルギーと電力システム 風力発電編 第2版 (NextPublishing)

安田 陽

インプレスR&D / 2020-12-18

累計読者数4
平均ハイライト数 10.5件/人
推定読了時間 約2時間47分
star総合評価 50/100
menu_book精読型
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この本について

再生可能エネルギーの話題って、どうしてもふんわりした理想論になりがちで、「結局、日本で本当に成り立つのか?」みたいなモヤモヤが残りやすいですよね。僕自身も、ニュースや議論を追っているだけでは手触りがつかめず、判断の軸が揺れ続けていました。でもこの本は、風車の構造から日本の風況データ、土地のポテンシャルまで、粒度のそろった情報で「理解できるところまで降りてきてくれる」感じがありました。 たとえば、風車のブレードがなぜ樹脂素材なのか、なぜピッチ角で回転数を調整できるのか、といった物理の話は一見専門的ですが、読み進めるうちに「自然風を相手にしながらも、人間がどこまで制御できるのか」という現実的な限界が見えてきます。また、日本の風況が本当に欧州より劣っているのか、導入ポテンシャルはどれくらいあるのか、といった議論も、データを丁寧に見ていくと印象がガラッと変わります。感覚ではなく、数字で判断できるようになるのが大きいところでした。 そして一番意外だったのは、風車そのもののスケール感。ブレード先端が時速300kmに達する話や、1基で原発一基に迫る規模感の設備があるという事実は、単に「クリーンな電源」という以上に、産業としての大きさや難しさを実感させてくれます。机上ではなく、風車の「実物」を頭の中に立体的に置けるようになる本です。 数字で語られないエネルギー議論に疲れている人、理想と現実の間で判断軸を持ちたい人に刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

3.11以降、日本国内では再生可能エネルギーへの注目が高まり導入も進んでいます。しかしその歩みは遅く、本格導入が始まっている欧米や他の国々と比較すると日本は特殊な状況にあります。 本シリーズでは、再生可能エネルギーと電力システムの現状、将来予測、コスト&便益、社会受容性と電力情報などについて、図表を豊富に用いて網羅的に比較分析していきます。再生可能エネルギーと電力システムをめぐる世界と日本国内の状況の違い、それを生みだしている誤った認識とあるべき姿について、しっかりと科学的に論じていきます。 シリーズ第1巻の本書は、風力発電に関する日本ではあまり知られていない数々の情報を、データやグラフを多数用いて分かりやすく紹介しています。このような「ファクトチェック」を行うことにより、風力発電に関する誤解を一つひとつ解消することができ、風力発電の有用性や将来性が分かってきます。本文は、各項目に設問を設けるQ&A形式になっています。基礎知識から専門的な最新情報まで幅広い内容を扱うととともに、クイズ形式で、わかりやすく楽しみながら読み進むことができます。これにより風力発電について、データとエビデンスに基づいたしっかりとした知識が身に付きます。 ※本書は2017年3月に発行の初版の内容を、最新データに更新・改訂し、追加情報を加えたものとなります。 【目次】 本書の構成とコンセプト 第2版の出版にあたって 第1章 風力発電の技術動向 1-1 そもそも「風車」って何? 1-2 風車の大きさ比較 1-3 風力発電所とウィンドファーム 1-4 風力発電所の大きさ比較 1-5 風車のユニークな特徴 その1:タービンって何? 1-6 風車のユニークな特徴 その2:風車のブレードはなぜ細い? 1-7 風車の効率とエネルギー回収期間 1-8 風車の設備利用率と稼働率 第2章 風力発電データの国際比較 2-1 風力発電の設備容量世界ランキング 2-2 風力発電と原子力発電の比較 (1) 2-3 風力発電と原子力発電の比較 (2) 2-4 風力発電と太陽光発電の比較 2-5 風力発電の導入率世界ランキングと導入実績 2-6 世界の電源構成の変化 2-7 世界の風車密度 第3章 洋上風車と風力発電の将来 3-1 洋上風力発電の設備容量世界ランキング 3-2 洋上風力発電所の大きさ比較 3-3 洋上風力発電の歴史と発展 3-4 世界と日本の風資源 3-5 日本の風力発電のポテンシャル (1) 3-6 日本の風力発電のポテンシャル (2) 3-7 風車メーカーの世界ランキング 3-8 日本の風力発電市場シェア 3-9 世界各国の将来目標 おわりに 最後の質問 第2版での追加情報 参考資料 著者紹介
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