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住宅設計をする前に知っておくべき 『照明計画の基本』

住宅設計をする前に知っておくべき 『照明計画の基本』

じゅういち

日経BP出版センター / 200711

累計読者数4
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 46/100
boltライト読書型
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この本について

家づくりを考え始めると、間取りや設備ばかり気になって、照明は「あとで考えればいいか」と後回しにしがちですよね。いざ決める段階になると、シャンデリアは部屋の真ん中でいいのか、ダウンライトはどこに置けば部屋が暗くならないのか…みたいな細かい迷いが一気に押し寄せてきます。僕も同じように悩んで、結局“なんとなく”で決めてしまった部屋に後からモヤモヤしたことがありました。 この本が助かったのは、照明を「明るさの確保」ではなく「空間の見え方をデザインする行為」として捉え直せたところです。たとえばシャンデリアに四隅ダウンライトを組み合わせるのが“従来のセオリー”でも、実際にはエアコンやカーテンレールばかりを照らしてしまう、といった現実的な指摘。こういう細部が、住んでからの満足度を左右するんだと腑に落ちました。また、ペンダントの高さひとつで「集まりやすさ」が変わる感覚や、玄関の軒下ダウンライトも“天井の中心”ではなく“扉の中心軸”で合わせるべき理由など、日常のシーンに直結する話が多いのもありがたいです。 結局のところ、谷崎潤一郎の言う「陰影のあや」をどう空間に仕込むか。その考え方を、専門書ほど難しくなく、でも実務レベルで役に立つ形で教えてくれる一冊でした。これから家づくりを始める人はもちろん、「照明の違和感を言語化できずにずっと悩んでいる人」にこそ刺さると思います。

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