
ハーバード式不動産投資術――資産26倍を可能にする世界最高峰のノウハウ
上田 真路
ダイヤモンド社 / 202102
この本について
不動産って、勉強すればするほど「どこから手をつければいいんだ…」と混乱しがちですよね。利回りの数字ばかり追ってしまったり、景気サイクルの話を聞くと腰が引けたり、そもそも自分に扱える規模なのかもよく分からない。僕も最初はそんな感じで、情報は集まるのに判断ができず、結局もう一年くらい動けなかった時期があります。 この本が面白いのは、そういう混乱を“要素の分解”で静かにほどいてくれるところです。デザイン、資金計画、チーム、景気サイクル、再現性という五つの視点で平均値を上回る。たったそれだけなのに、読み進めるうちに「あ、結局やるべきことってそう多くないのかもしれない」と気持ちが軽くなるんです。特に、著者自身が50冊読んでセミナーを巡り、ようやく最初の一件にたどり着いたエピソードは、やたらと背中を押されます。みんな同じように迷っているんだな、と。 個人的に刺さったのは、人の五年周期の“記憶の揺らぎ”が市場に影響する、という話。理論だけでは動かないのが不動産で、そこに自分の判断軸をどう組み込むかが大事だと腑に落ちました。加えて、何度も同じディールを回すためのチームづくりを前提にしている点も現実的で、地に足がついています。 これ、数字に振り回されるより「まず仕組みを理解して動きたい人」に刺さる一冊だと思います。僕のように慎重すぎて一歩目が重いタイプほど、読んだ後に少しだけ前に進めるはずです。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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