
はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?
津田 雄一
朝日新聞出版 / 2022-02-18
この本について
仕事の場で「議論が深まらない」「メンバーが自分で考えてくれない」「リーダーとしてどう振る舞えばいいのか分からない」と感じるときってありますよね。私自身も、プロジェクトが複雑になればなるほど、正解のない状況に立ち尽くしてしまうことがあります。 この本が面白いのは、「優秀なリーダーが全部決める」ではなく、「どうやってメンバーが自分で動ける環境をつくるか」を真正面から語っているところです。たとえば、意見が対立しても無理に丸く収めず、むしろ衝突を材料にして答えをつくっていく姿勢。あるいは、効率だけを追わず、あえて“脇道”のような「無駄」を残しておくことで、不測の事態すら楽しめるチームにしていく視点。さらに印象的なのは、「何をさせるか」ではなく「何ができるか・何をやりたいか」を起点にするリーダーシップで、メンバーの主体性が自然と引き出されていくところです。 読みながら、「リーダーはスーパーマンじゃなくていい」「大事なのは、答えが生まれる場をつくることなんだ」と肩の力が抜けました。議論の流れを読めるチームが育っていく過程もリアルで、現場で迷ったときの参考になるシーンが多いです。 リーダーの肩書きがある人だけでなく、「チームの中でどう動けばいいか迷っている人」にも刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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