
グーグルを成功に導いた「集合天才」のリーダーシップ DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
リンダ・A・ヒル, グレッグ・ブランドー, エミリー・トゥルーラブ, ケント・ラインバック, and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
この本について
チームで何かを進めていると、責任の所在をはっきりさせたくなったり、逆にみんなの意見を集めようとして時間ばかり過ぎたり、どちらに寄せてもモヤモヤする瞬間があると思います。自分の中でも「支援したいけど、踏み込んで対立も起こさないと前に進まないよな…」みたいな揺れがずっと残る。あの二項対立の間でもがく感じ、けっこうしんどいですよね。 この本が面白いのは、その揺れを“なくす”のではなく「揺れたまま進める組織をどうつくるか」を正面から扱っているところです。意図的に曖昧さを残しながら、個人とグループ、支援と対決、即興性と制度などの両側を行き来できる環境をリーダーが整える。その状態が続くと、対立が人の問題ではなく見解の問題として扱われ、知的な摩擦がチームを前に押す力になる。読んでいて、リーダーが「答えを示す人」というより「舞台を整える人」へと役割を置き換えていく感覚が腑に落ちました。 さらに救いだったのは、イノベーションの土台は大げさなビジョンではなく、信頼して話し合える関係や、誰もが疑問を投げられる空気といった、ごく地味な“取り組みのルール”だと繰り返し語られている点です。ここを変えると、意見がぶつかった瞬間の空気が少し変わるはずで、自分の現場にも持ち帰れる手触りがありました。 チームを率いる立場にいながら「方向を示し切れない自分はダメなのでは」と感じてしまう人ほど、静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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ハーバード流 逆転のリーダーシップ (日本経済新聞出版)
リンダ・A・ヒル, グレッグ・ブランドー, エミリー・トゥルーラブ, ケント・ラインバック, and 黒輪篤嗣

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