
現役教師が教える 学級を担任する人が読むといい本: ~ワンランク上の学級に~ (教育書)
大西 宏典
この本について
子どもとの距離感がつかめなくて、こちらの思いが空回りしたり、クラスがざわついても何を直せばいいのか分からないまま一日が終わることってありますよね。注意しても効かない日が続くと、自分の指導力そのものを疑いたくなる瞬間もあると思います。僕も同じで、「どうしたら次が変わるのか」の視点が持てずに、場当たり的に動いてしまうことがよくありました。 この本は、そういう時にいきなり“正しさ”を押しつけるのではなく、「まず、子どもをどう理解するか」の足場から整えてくれるのがありがたいところです。例えば、子どもが嘘をつくことやズルをすることを成長の一部として捉え直す視点。相性が合わない子にモヤッとした時も、「自分は何が嫌なのか」を丁寧にほぐしていくアプローチ。さらに、怒って終わらせるのではなく、次に起きない仕組みを一緒に考える姿勢など、現場でそのまま使える目の使い方が多いんです。子ども同士の注意を減らし、大人が落ち着いた空気をつくることで結果的に教室が静かになる話も、読んだ瞬間に「確かにそうだよな」と腹落ちしました。 特に刺さったのは、「子どもが話を聞くのは、得だと感じた時と、好きな人が話している時」という一文。結局、聞いてもいいと思ってもらえる関係づくりがすべての土台なんだと改めて気づかされました。 自分のクラス運営に小さな違和感が積もってきた先生、あるいは子どもの“なぜ?”に向き合いたいのに余裕が持てない先生に静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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