
AIを使う人事 AIに使われる人事 テクノロジー共存時代の新バイブル【著者インタビュー動画付き】 (ディスカヴァービジネスパブリッシング)
石丸晋平
この本について
最近、人事まわりの相談でよく出てくるのが「目の前の業務に追われて、いつの間にか同じ場所で停滞している気がする」という声です。人を支える立場なのに、自分自身が視野狭窄になっていくあの感じ。組織の論理と個人のキャリアのあいだで、どうバランスを取ればいいのか迷う瞬間は、僕自身も何度もありました。 この本がよかったのは、「人事×テクノロジー」という言葉を単なる効率化の話で終わらせず、組織のハードとソフトの両面から、人をどう自立へ導くかという視点をくれたところです。たとえば、硬直した組織で摩擦や離脱が起きる背景を、仕組みの問題だけでなく信頼関係の弱さとして捉え直してくれるのは、現場で働く人なら腑に落ちるはずです。また、企業寿命より労働寿命が長くなるこれからの時代、会社の評価軸だけに寄りかかる危うさも丁寧に描かれていて、自分のキャリアをどう扱うかを考えるきっかけになります。 特に刺さったのは「経路依存性」の話で、過去のやり方に縛られてしまうのは個人も組織も同じだという指摘です。AIやテクノロジーをどう活かすかも、結局はその思考のクセを自覚できるかどうかで差が出る。人事に限らず、変化に対して少し疲れてしまった人ほど読んでおいて損はない一冊です。 「組織に合わせるばかりで、自分の軸がどこか曖昧になってきた気がする人」に特にしっくり来ると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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