
もはや僕は人間じゃない
爪切男
累計読者数6
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%
この本について
人と比べてばかりで、自分だけうまく噛み合っていないような日ってありますよね。反射的に落ち込むほどでもないけど、じわっと残るあのモヤモヤ。誰かに合わせすぎて疲れたり、逆に孤立していくような気がしたり。僕もそういう時期がたびたびあって、「このまま全部から少しずつズレ続けるのかな」と不安になることがあります。 爪切男さんの『もはや僕は人間じゃない』は、そういう感覚を抱えたままでも生きていいんだと、妙に腑に落ちるタイミングが多い本でした。天上天下唯我独尊のくだりも、ヤンキー文化の話と一緒に出てくるからこそ、「自分を特別扱いして胸を張れ」みたいな話じゃなくて、「人はそれぞれ一人として生まれただけで十分」というゆるい肯定として響いてくる。誰かとの距離感に悩んでいる時ほど、この視点は少し呼吸を楽にしてくれます。 それに、つらい状況の中でも「お祭りのように一緒に過ごす」感覚を忘れないことや、苦しさと楽しさがいつも同居していることを、淡々とした語り口で示してくれるのも効きました。人生を大げさに持ち上げるんじゃなくて、現実のしんどさごと抱えて、それでも笑えた瞬間を拾い上げる感じ。自分の生活にも持ち帰りやすいんですよね。 「生きづらさはあるけれど、無理に前向きにもなれない。でもどこかで少しだけ気持ちを軽くしたい」という人には、静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
失恋、家族との確執、性の揺らぎ。笑えない過去を笑い話に変えながら、人生のどん底を「なんとなく」抜け出した男の衝撃の実話。
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