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逆境を越えてゆく者へ

逆境を越えてゆく者へ

新渡戸 稲造 and 実業之日本社

累計読者数8
平均ハイライト数 15.1件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

逆境の中にいる時って、自分でも驚くくらい心が荒れて、人の好意すら素直に受け取れなくなることがありますよね。助けてもらったはずなのに、後になって相手を責めたくなる気持ちが出てきたり、同じように苦しんでいる人を見ても「自分だって経験した」と突っぱねてしまったり。頭では分かっていても、余裕のなさがそのまま態度に出てしまうあの感じ、僕も何度もやらかしています。 この本が面白いのは、「逆境が人を鍛える」というきれいな話では終わらず、逆境によって人がどう歪むのか、そしてそこからどう抜けるのかを、淡々とした観察で示してくれるところです。たとえば、他人への反発が強まる時ほど、自分への同情心が失われているという指摘は、読んだ瞬間に姿勢を正したくなるような鋭さがあります。また、嫌な相手の背景を一歩深く想像するだけで、妙に心が軽くなるという話も、日常で実感しやすい視点の変え方でした。自分の選択を他人のせいにしてしまう癖についても、ああ確かにと思わされます。 派手な励ましはないけれど、逆境のなかで硬くなった心をほぐすための「現実的な知恵」が静かに置かれている本です。自分の中のギスギスした部分に気づいてしまった人ほど、きっと刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いかなる時も強く生きていく知恵と心根。すべての日本人が立ち返りたい、「新渡戸哲学」の真髄。100年を経ていま甦る、歴史的名著。―『修養』『自警』抄。
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