
全員一致ならやめてしまえ~コペルニクス的発想転換~ (光文社文庫)
竹村 健一
この本について
仕事で新しい提案をするとき、「全員が賛成してくれたら安心だけど、どこかモヤモヤする」という瞬間がありませんか。自分でも気づかないうちに“安全な現在”に寄りかかっていて、未来の兆しをつかめていない気がする…僕はまさにそこで長くつまずいていました。 竹村健一さんの『全員一致ならやめてしまえ』は、そのモヤモヤに静かに切り込んできます。未来はデータの先にはなく、すでに現在のどこかに潜んでいること。五割が賛成した頃にはもう遅いこと。整った形より、アンバランスなまま動ける人間の方が変化に強いこと。読みながら「自分が見ていた現在って、ほとんど“過去”だったのかもしれない」と思わされました。 特に響いたのは、会社を“居場所”として同化するのではなく、一歩斜めから見る姿勢を勧めているところです。資料も整ったものだけじゃなく、「おもしろい」と感じた断片を拾い集め、その組み合わせを考えた方が未来につながるという感覚は、今の働き方にすごく現実的でした。考える前に一歩出る、でも突拍子もない行動ではなく、日常の視点を少しずらすだけでいい。その温度感がちょうどいいんです。 「最近、何をやっても“正しいけど古い”感じがする」という人には、とても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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