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実子誘拐ビジネスの闇

実子誘拐ビジネスの闇

池田良子

飛鳥新社 / 2021-04-22

累計読者数8
平均ハイライト数 28.4件/人
推定読了時間 約2時間52分
star総合評価 78/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 82%

この本について

家族のことって、本来いちばん身近で守られるべき領域のはずなのに、離婚や親権の話になると急に「何が正しいのか」が見えなくなる瞬間があります。制度の仕組みも、支援側の論理も、外からはほとんど見えないからこそ、自分の感じている違和感が勘違いなのか、それとも構造のほうに歪みがあるのか判断しづらい。そんなモヤモヤを抱えたまま時間だけが過ぎていく感覚、わりと多くの人が共有していると思います。 この本は、その“見えにくさ”に切り込んでいます。著者が描く世界観はかなり強いトーンで、読んでいて驚く部分も多いのですが、抜粋を見てもわかる通り、読者が保存しているのは「制度がどう運用されているのか」「子どもがどんな立場に置かれやすいのか」「親同士が疑心暗鬼に陥る構造がどう生まれるのか」といった、現場のリアルに触れる部分ばかりでした。自分が迷ってきた理由が“個人の問題”だけではなかったかもしれないと視点をずらしてくれるのは、この本の強みだと思います。 特に、DVや親権の判断がどれだけ曖昧な線引きに乗っているのか、そしてその曖昧さが子どもとの関係にどう影響するのかは、具体的な描写を通して考えさせられました。著者の主張にそのまま同意する必要はまったくありませんが、「なぜこんなにも親子が引き裂かれるケースが多いのか」と感じてきた人には、議論の地図を広げてくれる一冊です。 家族の問題を“個人の努力だけ”で片付けることに限界を感じている人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【告発ノンフィクション】 自主規制か、圧力か。 NHKでも「放送禁止」となった最大のタブー ルールはひとつ 相手より先に我が子を誘拐すること 「パパ、手をにぎってて」 父親はなぜ2歳の娘の手を離さなければならなかったのか。「DV」というレッテルを貼られた父親の10年におよぶ死闘の記録と、家族を壊す人権派弁護士たちの正体を暴く!
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