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子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書)

子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書)

森口 佑介

PHP研究所 / 2021-06-15

累計読者数15
平均ハイライト数 28.7件/人
推定読了時間 約2時間50分
star総合評価 77/100
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この本について

子どもの「今の行動」をどう受け止めればいいのか、迷うことが多いですよね。自分の育ちや周りの環境まで含めて考えだすと、何が本質で何が偶然なのか見えなくなる。僕もよくそこで立ち止まっていました。 この本が助けてくれたのは、「子どもの能力差は、性格の良し悪しではなく、環境との相互作用で生まれる」という視点でした。たとえば、前頭前野の働きがストレスや親子のやりとりで左右される話は、努力論だけでは説明しきれない現実を静かに示してくれます。また、「今を生きる子」と「未来に向かう子」を分けるものが、家庭の経済状態そのものよりも、信頼できる他者の有無だと語られる部分は、親として何を大事にすべきかを具体的に考えるきっかけになりました。 さらに、向社会的行動や実行機能の発達が、単なる“良い子像”ではなく、子どもが未来へ橋をかけていくための土台であるという説明は、日々の関わり方を少し現実的に整えてくれます。能力だけ鍛えても環境が追いつかなければ意味がない、という指摘も耳が痛いけれど安心できるところでした。 「環境と子どもの行動のつながりを、もう少し冷静に理解したい人」に刺さる一冊だと思います。子どもの姿を責めるでも理想化するでもなく、どう寄り添えばいいかを考えたいときにそっと効いてくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

●自制心・思いやりのある子、ない子……なぜ今、二極化? ●子どもの将来に影響を与える「発達格差」の実態とは? ●最新の発達心理学が明かす「現代の子どもたちのリアルな姿」 今、子どもたちの間に「ある格差」が生まれている。目標に向けて自分を制御する力「実行機能」や、他者を思いやる力「向社会的行動」の格差だ。これは子どもたちが、「目の前のことを優先し、今を生きる」傾向にあるか、「将来に備え、未来に向かう」傾向にあるか、幼児期から二極化する現実を示している。さらに、これらの能力が低い子どもは、将来的に健康や経済面で不利になる可能性が高く、逆に高い子どもは、有利になる可能性が高いと言う。本書では、子どもの将来に影響を与えるこれらの能力の発達に見られる格差を「発達格差」と名付け、その実態および改善策を紹介する。子育てに悩むすべての親、教育関係者、必読の書! 【PHP研究所】
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