
未来 (双葉文庫)
湊かなえ
翔泳社 / 2013-02-14
累計読者数4
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約10時間30分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 47%
この本について
人と話していて、「あのとき何を伝えたかったんだろう」と時間がたってから自分の言葉の弱さに気づくことがあります。誰かを励ましたつもりが逆に迷わせてしまった気がしたり、自分の中に残しておきたい言葉ほど、日常のノイズにまぎれて薄れていったり。そういうモヤモヤが募ると、言葉って思ったより頼りないな、と感じてしまいます。 湊かなえさんの『未来』の抜粋を読むと、そんな感覚に触れてくれる描写がいくつもあって、読んでいる自分の内側のざらつきと重なるんですよね。暗がりで体育座りしていた人物にようやく気づくシーンも、誰かの痛みや孤独に「近付くまで気づけなかった」という、日常で自分がやってしまいがちな鈍さを突いてきます。そして言葉についての長い一節は、普段なんとなく流している「言葉を残す」という行為に、もう少し丁寧に向き合おうという気持ちを静かに呼び起こしてくれます。 この本が効くのは、言葉の力を信じたいのに、現実ではうまく扱えずに悩むときです。消えていく言葉をどう繋ぎとめるか、人に寄り添うとはどういう距離感なのか、そのあたりを物語を通してそっと考え直させてくれます。読み終えたあと、自分が最近誰にどんな言葉を渡したか、そしてどんな言葉を受け取ったかを、少し丁寧に思い返したくなるはずです。 伝えたい気持ちはあるのに、言葉がうまく形にならないと感じている人に特に届く一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
「環境ホルモン」 すべてはこの1冊から始まった 初版刊行から5年。原著者による3章分の書下ろしと、日本の現状に関する解説を追加し、増補改訂版として刊行。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。 (翔泳社)
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