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リバース (講談社文庫)

リバース (講談社文庫)

湊かなえ

講談社 / 2017-03-15

累計読者数7
平均ハイライト数 1.6件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 33/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 36%

この本について

人間関係のことを考え始めると、「自分って結局どう見られてるんだろう」とか「友達の数で価値が決まるんじゃないか」とか、普段は気にしないふりをしているのに、ふとした瞬間にざわつくことがあります。気持ちに理屈が追いつかない時ほど、そのモヤモヤは深く沈んでいきますよね。 『リバース』の抜粋を読んでいると、そういう“自分でも整理できない感情”に触れた人が多いんだろうなと思います。いい人生だったかどうかなんて、今の自分には判断できない。でも、誰かの「出会えてよかった」に少しでも関われたら、生きてきた意味があるのかもしれない。こういう視点に触れると、人生の評価を「今この瞬間の自分の不安」から少し切り離して考えられる気がします。 この物語はミステリーですが、人間関係への思い込みや、過去の自分が抱えていた“かもしれない”の連鎖を静かにほどいてくれるところがあります。何かを断定するわけでもなく、ただ、登場人物たちの揺れが自分の揺れに重なる。それだけで、少し呼吸が深くなるような読後感があります。 人との距離感に疲れている人や、「自分の人生の価値ってどこにあるんだろう」と静かに考え込んでしまう人には、特に沁みる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた――。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある“闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。 『夜行観覧車』『Nのために』のスタッフが結集し、本作『リバース』は2017年にドラマ化。主人公の深瀬和久には藤原竜也。恋人役には戸田恵梨香。深瀬の親友、広沢由樹には小池徹平。深瀬の大学時代のゼミ仲間には市原隼人、玉森裕太、三浦貴大など出演し話題になった。
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