
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)
湊かなえ
集英社 / 2014-02-25
累計読者数4
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 90%
この本について
人の噂に巻き込まれたとき、自分でも気付かないうちに誰かを「こういうタイプだろう」と決めつけてしまう瞬間ってありますよね。あとから振り返って、なんであんなに早く断定してしまったんだろう…とモヤモヤすること、僕もよくあります。 『白ゆき姫殺人事件』の抜粋を読むと、多くの人が刺さっているのは、容姿や噂で人を判断してしまう世界の息苦しさと、その中で普通の人がどう流されていくのか、という部分なんだと思います。美人は性格が悪いとか、地味な人は裏で何か抱えてるとか、妙に“物語的なイメージ”で人を見る癖を、僕らは知らないうちに身につけてしまっている。けれど本書を読んでいると、その視点がどれだけ危ういかを、具体的な会話や関係のズレを通してじわじわ突きつけられます。 この作品が効くのは、まず「噂の裏側には、当事者の言葉よりも“語られた物語”が積み上がっていく」というリアルを見せてくれるところ。さらに、善意っぽい同情すら誰かを追い詰める武器になり得る、という現実を描いていて、自分が普段どんなふうに他人をラベリングしているのかを静かに振り返らされます。読み終えたあと、職場や友人関係の会話で、相手の言葉を少し慎重に受け取るようになるのは、この本の効き方としてかなり現実的だと思います。 とくに「人間関係の評価を、他人の話だけで決めがちだと感じている人」には深く刺さるはずです。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方。匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









