
デジタルアイデンティティー 経営者が知らないサイバービジネスの核心
崎村 夏彦
日経BP / 2021-07-17
この本について
日々サービスを作ったり運用したりしていると、「結局どこまでやれば安全って言えるんだろう…」とか、「OAuthとかID連携って言葉は知ってるけど、ちゃんと理解できてない気がする」といったモヤモヤがどうしても残ります。自分も同じで、仕様書を読んでいるつもりでも、現場の判断基準が腹に落ちていませんでした。 この本は、そういう“概念は聞いたことがあるけど実務の解像度が足りない”部分を、具体的な事例で補ってくれます。例えば、証券口座が弱い認証を許容してきた背景や、メールアドレスをユーザー名に使う理由のように、仕組みではなく「なぜそうなっているのか」を説明してくれる。さらに、OAuthを“使ってます”で済ませるのではなく、どのオプションまで踏み込まないと危ないのか、RFCのどこに根拠があるのかまで触れてくれるので、判断の軸が作りやすくなります。身分証の住所が最新とは限らない、といった現実的な話も含めて、机上の空論で終わらないところがありがたいです。 システム設計やサービス運用の現場で、「なんとなく知ってる」が通用しなくなってきた人には特に刺さると思います。読んで一気に世界が変わるような派手さはないけれど、日々の判断が少しずつ正確になる、そういうタイプの一冊です。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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