
混沌を泳ぐ -PROGRESS STORY-(1)
中田敦彦
この本について
仕事でも趣味でも、人と関わる場所にいると「距離感どうしよう…」とか「一歩踏み込む勇気が足りない…」みたいな小さなつまずきが積み重なることがあります。やりたい気持ちはあるのに、営業っぽいことは心が折れそうだったり、コミュニティに入っても“馴染もうと頑張るほど空回りする”感覚があったり。僕自身もそこを何度もぐるぐるしてきました。 『混沌を泳ぐ』は、そういうモヤモヤに対して派手な答えをくれる本ではなくて、「ああ、みんなこんなふうに迷いながら進んでるんだ」と肩の力が抜けるタイプの本でした。中田さんがサロンで呼び方ひとつで悩んだり、地道な手売りでメンタルを削ったり、仲間を求めてもうまく噛み合わなかったり。あのあたりの描写は、コミュニティに関わる人なら誰でも心当たりがあると思います。特に、地味な作業や裏方の動きこそ信用につながっていく感覚や、「やるかやらないか」の積み重ねが物事を動かしていくという視点は、自分の行動を見直すきっかけになりました。 もう一つ、読んでいて強く残ったのは“距離を詰めるのも関係を築くのも時間がかかる”という当たり前の事実を、逃げずに描いてくれているところです。焦って近づこうとして空回りするより、じわじわ関係を作っていけばいい。そう思えるだけで、コミュニティも仕事も少し呼吸しやすくなるはずです。 自分の活動に「熱量はあるのに、うまく伝わらない」と感じている人には特に刺さると思います。華やかな成功談ではなく、泥くさい試行錯誤のほうが今の自分には必要なんだと、読みながら何度も思わせてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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